Saying
<今後の活動予定>

6月3~5日 大太鼓合宿 in 弥五島

7月22日 希望が丘 夏祭り  時間未定  <旭 音っ鼓>

和太鼓教室 「打込塾」 参加者募集中!
「バチは持ったら動かない!」「太鼓は打ったら響かない!」
そんな和太鼓の奥深さを体験してみませんか? 

和太鼓を打つのに力は必要ありません。全身を使ってきちんとした形で打てば、綺麗な音が響きます。そのためには何よりも基本が大切です。
打込塾では和太鼓の基礎を身に付けるため、徹底的に基本練習を繰り返します。
バチを自分で動かそうとしたら動かなくなります。音を出そうと力を入れたら音は濁ります。
未経験者も上級者も、雑念を捨ててただひたすら太鼓を打ち続ける! 
興味のある方は、ぜひ体験してみてください! 
未経験の方、大歓迎です!!
詳細は「Information」ページをご覧ください。
Creationページに演奏動画をUPしました! Go to play
「愁灯」 「火まつり」 「曲芸団が行く」 「魂の川」 「鹿鳴館の花火」
2021年のチャリティ演奏会より、新たに追加しました!ぜひご覧下さい!
日本での再会と出会い。そして別れ。
河口湖 旅の駅にて
2008年から足かけ15年にわたって、我々のドイツ公演をプロデュースして
くださったご夫妻と、そのご友人たち16名(中には何度も演奏を観に来て
くれた方も)が、2週間の予定で日本ツアーを催行されました。今までの
感謝を込めてそのツアーに彩を添えることができないかと考えていたと
ころ、河口湖にある「旅の駅」という施設がスペースを貸してくださるとい
うことで、3月30日(木)に和太鼓演奏&体験会を開催しました。

広島や京都、飛騨高山、越後湯沢、鎌倉、浅草などとてもハードな日程の中で、河口湖では富士山を背景に桜を愛でながらゆったり温泉に入って・・・。
残念ながら桜にはまだ早かったようですが、日本で聴く和太鼓はドイツで聴くのとはまた違った印象だったようで、とても喜んでくださいました。
体験会にはドイツのゲストのみならず、一緒に観ていた日本人の子供たちも参加して、夢中になって思い切り太鼓を打ち鳴らしていました。コロナ前は色々なところでこうした出会いがありましたが、3年経ってようやく元に戻り始めたのかなあと、胸に込み上げてくるものがありました。
また機会があったら、ドイツで、日本で、あるいはどこかの国で、お会いしましょう!


訃報に思うこと
坂本龍一というミュージシャンが亡くなりました。その足跡をいまさらここでご紹介するまでもないと思いますが、冒頭にあるのはそんな彼の言葉です。「音楽の力」は恥ずべき言葉という見出しで、坂本さんが結成した、被災3県の子どもたちで作る「東北ユースオーケストラ」の練習場所での取材記事で話されていました(2020年2月2日、朝日新聞より。以下同)
かなり衝撃的な見出しですが、果たしてその真意は何なのか。
我々も東日本大震災の時には幾つかの被災地を訪問して、和太鼓の演奏&体験会を開いてきました。言葉にはできないけど「音楽の力」を借りれば、少しは励ましや癒しになるのではと考えていたのも事実ですし、その後のいろいろな災害やコロナ禍においても同様でした。

「音楽を使ってとか、音楽にメッセージを込めてとか、音楽の社会利用、政治利用が僕は本当に嫌いです」
音楽の感動というのは「基本的に個人個人の誤解」
「感動するかしないかは、勝手なこと。ある時にある音楽と出会って気持ちが和んでも、同じ曲を別の時に聞いて気持ちが動かないことはある。音楽に何か力があるのではない。音楽を作る側がそういう力を及ぼしてやろうと思って作るのは、言語道断でおこがましい」
「好きだからやっているだけ。一緒に聞いて楽しんでくれる人がいれば楽しいんですけど、極端に言えば、1人きりでもやっている」
「音楽家が癒してやろうなんて考えたら、こんなに恥ずかしいことはないと思うんです」

そう、基本的には好きだからやっているだけ。和太鼓を打つのが好きだから、もっとああしたい、もっとこうしたい、もっと何かできるんじゃないか。ただそれが積み重なっているだけ。演奏する時も、曲を作る時も。
どうですか? 感動しましたか? 癒されましたか? 何か伝わりましたか? 楽しんでいただけましたか? 力が湧いてきましたか? そんなもの、聴きたくないですよね。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。


Topics
「音楽の力」は、僕の一番嫌いな言葉なんです。
音楽の社会利用、政治利用が僕は本当に嫌いです。